一条工務店のメリット
性能と設備に対してコスパ最強
一条工務店の家は高いじゃないかという意見も多く見られますが、
- 太陽光
- 蓄電池
- 床暖房
- 外壁タイル
- 高性能で分厚い断熱材
- トリプルガラスの樹脂窓
これらを同等に揃えて価格で戦えるハウスメーカーはおそらくないんじゃないかと思います。
特に蓄電池は一条工務店で家建てない限り、導入コストが高すぎて元取れないでしょう。
アプリ管理でメンテナンス依頼しやすい
太陽光の稼働状況やメンテナンスの連絡など、アプリで一括管理できる。
これはかなりありがたいし、現代人にとってメリットだと思います。羨ましい。
見積もりがわかりやすい
うちは仮契約までして結局他社で建てたのですが、1番見積もりがわかりやすかったです。
自社オリジナルの住宅設備等パッケージ化されてる分明瞭にしやすいのもあるかと思います。
ただ、あくまで仮契約までだったので実際に建てた方がどのくらい費用かかったのかはわかりません。
情報提供いただける方がいましたら嬉しいです。
WEBやSNSで情報を得やすい
一条工務店施主さんのSNSアカウントやブログの数はとにかく多いです。
困ったことがあっても情報集めやすいのは安心材料かと思います。
一条工務店のデメリット
間取りに制限がある
一条ルールと呼ばれる制限があるようですね。
いろんな方が一条ルールについての情報発信をされてます。


なんと有料noteにして販売している方までいらっしゃいました。まじか。

我が家が一条に決めきれなかったのはこの「一条ルール」という言葉にビビっていたところもあります。
とはいえ特段変わった間取りを求めていたわけでもないですし、問題なかったのかもしれません。
ただ契約したら縛りが納得いかなくても進めなきゃいけなくなると思うと躊躇してしまいました。
住宅設備は基本一条工務店オリジナル商品。他社キッチンを入れたいなら規格住宅商品では不可
旦那さんがキッチンのデザインにこだわりたい派だったのでここもなかなかネックでした。
一条工務店さんのオリジナルキッチンはこちら

一条さんのラシックシリーズは嫌だと旦那に却下されてしまい。
私もスマートシリーズのテカテカしたデザインは好きになれず、入れるならグレイスシリーズじゃないと嫌だなと思ってました。(採用されている方ごめんなさい)
キッチンのデザインでLDKの印象左右されますし、耐久性の面なども考えるとクリナップのステンレスフレームのキッチンの方が魅力的に感じていました。
失礼ながら一条工務店さんのキッチンはキャビネットにカビが生えたという情報も目にしていたのでそこも気がかりでした。
外壁タイルで一条工務店で建てた人は外観が似がち
これは気にしなくてもいい気がします。
メンテナンスコスト抑えれるなら許容範囲じゃないでしょうか。
施工ガチャがすぎる
1番決めきれなかった理由です。
一条工務店さんは営業さんの説明ですと「工業化して誰が建てても同じ品質になるようにしています」とのことでした。ただ雨漏りの事例や、そこまで大きな不備ではなくてもキッチンの天板の歪みや壁紙の糊が出ているなどの施工不良写真がたくさん見つけられてしまうので一条工務店。
雨漏りは一度したら他にも出てくると言いますし。
特にこの方の動画を見て慎重になりました。一条で建てるのならばホームインスペクションさん必須かなと思ってます。
外壁タイルや住宅設備の保証期間が短い
住宅設備保証10年の会社さんも結構ありますが、一条工務店は2年~5年です。
タイルは2年だそうで、コーキング以外の耐久性60年という割に短いなと思います。
自社オリジナル商品で構成されてるので、メンテナンスは一条工務店に頼るしかない面が多い
ずっとハウスメーカーに頼れるのは楽ですしその手段は持っておきたいですが、もし高く見積もられても他社で直すという手段が難しくなりますので、囲い込みビジネスとも取れるかと思います。
- オリジナルの屋根一体型太陽光パネルは修理するとなったら費用はどれだけかかるのか?
- タイル外壁の保証期間が切れた後、剥がれや割れがあった場合の修繕費用はどれだけかかるのか?
- オリジナルのトリプル樹脂窓の寿命と交換費用はどれだけかかるのか?
- 床暖房が故障した時の修繕費用は?
一条工務店の営業さんはしきりに「メンテナンスフリーです!」「他社よりメンテナンス費用がかからず光熱費安く済みます!」って言うんですけど、万が一修繕が必要になった場合の費用については情報が不透明です。
各建材メーカーの部材を使って作られているお家であれば、WEB情報から修繕相場価格を知ることもできるので、修繕が嵩んだ最悪のケースもある程度当たりをつけて貯蓄することもできますし、相見積もりを取ることも可能です。
建材メーカーを使われているお家の方が見通しが立ちやすいです。
デザインがダサいと言われている
よく言われるデメリットとして「ダサい」と言われています。(一条施主さんごめんなさい)
ですが私もここに関してはデメリットと呼べるほどではないかなと思ってます。メンテナンス性や性能値の魅力を考えたら微々たる話かと思いますし、内装に関しては住友林業とか群を抜いてデザイン性が高いハウスメーカーみたいにはそりゃできないけれど、壁紙やインテリアで十分なレベルにもっていけるのではないかと思います。
ダイケンやリクシルなどの建材を使ったハウスメーカーとそんなに差があるかな?と感じます。
造作ニッチができない(もしくは稟議が必要)
規格住宅ハグミー、アイスマイル。注文でもicube、ismartでは基本造作ニッチが不可だそうで。でも一条施主さんのSNSを見ているとできている方もいらっしゃるので何が基準なのかは曖昧です。規格住宅では明らかに無理みたいですね。
できる場合も稟議でかなり時間を取られているそうです。採用できた施主さんのSNS見ていても「稟議で戦ってなんとか作ってもらえた!」と言うような話ばかりだったので、なかなか大変そうです。
セミオーダーという手段がない
アエラホームや土屋ホームはセミオーダーという手段がありましたが、一条工務店の規格住宅のハグミーとアイスマイルは図面からの変更が一切NGです。
例えば
図面ではウォークインクローゼットになっているスペースを書斎として使いたいのでハンガーのポールを外して欲しい。
こんな要望ですらNGでした。
まとめ
一条工務店は性能と設備に対するコスパは群を抜いていてどこも戦えないほどです。
色々とデメリットも今回書かせていただきましたが、それを踏まえても魅力的な性能と設備であることは確かです。
心配性であり、デザインの自由度も欲しくなってしまった私たちは踏み切れないうちに土地のご縁で土屋ホームに決めたわけですが、正直めちゃめちゃ羨ましいし一条工務店の施主さんの情報はいまだに追ってしまいます。
ただ、一条さんで決められなかった方は私たちと似たようにメンテナンスコストのリスクを気にされて踏み切れなかった方も多いのではないでしょうか?
一条工務店の話だけではなく、今は30年、40年耐久と言われる窯業系サイディングもありメンテナンスコストの削減を訴求する商品が増えていますが、本当に30年後どうなっているのか気になるところですね。