【体験談】一条工務店で家を建てようか迷っているあなたへ|メリット・デメリットを徹底解説!

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家づくりって、本当に悩みますよね。私も実際にハウスメーカーを3社ほど比較して、かなり迷いました。その中でも人気の高い「一条工務店」は、性能重視の家を建てたい方にとってとても魅力的です。

私たちは他社で建てることになりましたが最後の最後まで悩みました。

今回は、一条工務店について調べたことや感じたことを、「これから家づくりを始める方」の目線でまとめてみました。

目次

一条工務店ってどんなハウスメーカー?

一条工務店は「家は、性能。」というキャッチコピーでおなじみ。
高気密・高断熱性能に特化した家づくりが特徴で、ZEH(ゼッチ)基準を大きく上回る性能を誇ります。

主な特徴は以下のとおりです

  • 断熱・気密の性能が良
  • 全館床暖房が標準
  • トリプルガラスの樹脂サッシ
  • 太陽光パネル搭載率No.1(屋根一体型)
  • 長期優良住宅対応

家づくりを検討する際にコスパの良い家を建てたいと思って勉強させてもらっていたYouTubeチャンネルせまは工務店では「せやま基準一覧表」なるものを配っているのですが、一条工務店の家なら企画商品のHugMEであっても基準全て網羅しています。

https://be-enough.jp/tools/p7817

一条工務店の商品ラインナップ

「一条工務店は~」と一括りで語られがちですが、たくさん商品ラインナップがあってどれを選ぶかによって

  • コンセプト
  • 価格帯
  • 性能値

などなど全く変わってきます。

モデル名特徴
GRAND SMART (グランスマート)フルスペック・意匠性最高
GRAND SAISON (グランセゾン)スタイリッシュ&高性能
i-smart (アイ・スマート)クラシカル&重厚
i-cube (アイ・キューブ)シンプル&性能重視
SAISON (セゾン)コスパ型モデル
SAISON A (セゾンA)
Brillart (ブリアール)地域により仕様が変動
百年和風のお家
i-smile(アイ・スマイル)規格住宅
HUGme(ハグミー)規格住宅

一条工務店を候補に考えたきっかけ

実家が一条工務店だったから

実家は今年で築32年。2年前に外壁のメンテをはじめてしました。
30年間トイレやお風呂、洗面台といった住宅設備の修理や買い替えはありましたが家に関するトラブルは一切なく、メンテナンスに費用がかかったこともなかったそうです。

30年前の一条工務店は今とは全く違うので、実家の外壁はモルタルですし屋根もスレートです。
ただお義父さんが私の実家に来た時に「家暖かかったけど床暖房入ってるの?」と言われました。

床暖房は入ってないのですが、一条工務店は1990年代から断熱を意識した家づくりをしていたとのことなので、もしかしたら他の築30年のお宅より断熱材が入っているのかもしれません。

そして東日本大震災の時も実家では食器が少し割れてしまったくらいで済んでいました。
友人に住宅の営業さんや大工さんもいないし、実家と同じメーカーで建てておけば間違いはないんじゃない?と思っていました。

HUGmeを知ったから

実家と同じメーカーで建てておけば間違い無いでしょなんて思ったけれど「一条工務店は高い」は何となく聞いていたので費用的に建てられるのかなと思っていたところ、ハグミーのページを見つけました。

ハグミーだったら手が届きそうと思い、お話を聞きに行ってみることにしました。

一条工務店で説明を受けた最初の感想

なんとなく「性能が良いって聞くし、実家も一条だしHUGmeは規格住宅で価格抑えられてるらしいし」という理由だけでよく調べもせず、ぺんぎんさんの発案でで展示場に行って話を伺ったすずきさんち。

正直説明を受けると過剰スペックな気がしました。床暖房使うかな?と。
アパートにも床暖房ついていたのですが一度も動かしたことなかったので。
家に常に人が複数いる場合はかなり有効なんだと思うのですが、私たちはまだ夫婦2人暮らし。
今後家族が増えることがあっても常に全室温めるのは性格的に勿体無い気がしました。

一条工務店をよく知っている方からすれば「床暖房興味ないのに一条工務店行ったの?」って感じだと思います。
現在の一条工務店についてよく調べてからいくべきでした。

ただ調べれば調べるほど家の断熱性能が良いことがよくわかりましたし、床暖房と外壁タイル、太陽光設備揃えての金額だとするとコスパが良いというのもうなづけました。

最初は太陽光で元を取るという説明は最初は正直胡散臭く感じてしまったのですが、自力で太陽光についてもよく調べてメリットがあると判断できたので、どこで建てるにしても太陽光は載せようと思いました。

私たちが検討したのは

HUGme (ハグミー)
i-smile (アイ・スマイル)
i-cube (アイ・キューブ)

です。

規格住宅でも良いと思っていたのですが、他社の規格住宅と比べて制約が厳しかったのがネックでした。
例えば

・一条工務店オリジナルキッチンの選択グレードが限られる

・他社キッチンの導入不可

・ファミリークローゼットを書斎としてつかいたいのでポールを外して欲しい」といった要望も不可。

一条工務店で規格住宅のHUGmeかismileを選択する場合は自由度を犠牲にして一条工務店の性能の良い家を買う形になるなと思いました。建売買う感覚ですね。

それでも

家の性能値

全館床暖房

太陽光と蓄電池

が手に入るのはそうなると正直建売を

一条工務店のメリット

とにかく性能が高い

冬でも暖かく、夏は涼しい。エアコンの使用頻度が少なくなるので光熱費がグッと抑えられるという口コミも多数。

全館床暖房が標準装備

全館床暖房を求めるなら一条工務店一択になりますね。
しかもトイレや脱衣所まで床暖房をいれることができます。

メンテナンスコストを抑えられる

外壁はハイドロテクトタイル(オプション)で、30年近くメンテ不要という点も人気。
営業さん曰くハイドロテクトタイルでなく標準タイルでも耐久性は変わらないとのこと。
標準タイルの場合よごれたら高圧洗浄機で落とせるとの回答でした。

なので、

  • 汚れのつきやすさ
  • タイルの質感
  • カラーバリエーション

これらを求めるかどうかでハイドロテクトタイルを採用するかどうかが決まるんじゃないかと思います。

住宅ローン優遇や補助金が受けやすい条件が標準仕様

耐震等級3+長期優良住宅に標準対応しているため、フラット35Sの金利優遇や補助金の対象になります。

一条工務店のデメリット・注意点

「一条ルール」がある

間取りや仕様に関して「これ以上はできません」という縛りがいくつかあります。

一条工務店のメイン商品

は2×6構造なので、まず2×6にのっとった間取りであることは必須です。

1.5階を作りたいとか1階の方が2階より大きい構造などはできません。


規格住宅の場合は、

  • キッチンの選択グレードが限られる(一条工務店オリジナル)
  • 他社キッチンは入れられない
  • ファミリークローゼットを書斎として使いたいのでポールを外して欲しいといった要望も不可

他社でも規格住宅であればもっと融通が利いてセミオーダーという形がとれるので、なかなか制限厳しいなと思いました。

我が家は予算の関係上、規格・セミオーダーメインで検討していたのですが、「クリナップのキッチンを入れたい」という希望を叶えるにはicube以上の注文住宅商品を選択するしかなくなりました。

調べるとicubeとismartでも色々とルールが違うみたいですね。
noteで一条ルールをまとめた資料を配布している方がいるそうで、そこまで細かく制約があるのにおどろきました。

展示場のモデルハウスは「フルオプション仕様」になっているため、標準仕様との差が激しいと感じる人も多いです。

⚠ 太陽光パネルはメンテナンスしにくい

屋根一体型なので、故障時の対応が難しいというデメリットも。


実際の坪単価は?

公式には公表されていませんが、2025年現在の目安としては:

  • i-smart:約80〜90万円/坪
  • GRAND SAISON:約90〜100万円/坪

オプションをどこまでつけるかによって、かなり上下します。

ただし性能に対するコスパは高いという声も多いです。

まとめ 一条工務店はこんな人におすすめ!

  • 「光熱費を抑えたい」「寒がり」という方
  • 性能重視で間取りの自由度はそこまで求めない方
  • 初期費用は多少かかっても、長期的に見て安心・快適な暮らしをしたい方

さいごに

わが家は最終的に土屋ホームを選びましたが、一条工務店も最後まで迷った候補のひとつです。性能重視の家を建てたい方には、ぜひ一度モデルハウスを見に行ってほしいハウスメーカーです。

この記事が、家づくりを考えている方のヒントになればうれしいです。

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