土屋ホームに決めた理由と、決めきれなかった一条工務店への本音

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土屋ホームがいいなと思った理由

自社大工施工の体制だったから

一条工務店が誰が作っても問題ないように工業化しているのに対し、土屋ホームは教育体制を整える方に力を入れており、同じ高気密高断熱を謳っている会社でも方針は真逆の会社と言えると思います。

複数社メーカーさんを巡りましたが、見学時点で現場監督さんとお話しできたり、契約前から間取りを書いてくださるメーカーさんは初めてで、作り手の顔が最初から見えていると言うのは他者にはない安心感がありました。

営業さんが包み隠さずぶっちゃけた話もしてくれたから

「収納のために坪数増やすより物置買った方が安いです」とか「これはうちで注文するより正直ネットで注文して施主支給してもらった方が安いです」といった話をしてくれたのが好印象でした。

「メンテナンスはかかるものと思った方がいい」とはっきり言ってくれたのが返って好印象だった

一条工務店で「うちは60年間メンテナンスフリーです!」と話を聞きながら、「これだけコストをかけてタイル外壁に期待したのにメンテナンスがかかったら絶対後悔するなあ」と思っていたところだったので、土屋ホームで「メンテナンスはかかるものと思った方が」という言葉はかえって腑に落ちてしまいました。

一条工務店に決めきれなかった理由

一条工務店に決めた方にとって不快に映る情報も混じっているかもしれません。一条工務店は着工等数が多くブログやSNSで発信されてる方の数もダントツで多いので、良い情報も悪い情報も見つけやすい傾向にあります。
あくまで私たちが感じた見解になりますのでご了承ください。

雨漏りや施工不良の事例を見つけてしまった

上記はキックボクサー駿太さんが建てられた一条工務店の家で起きてしまった雨漏りについての動画です。
どこのハウスメーカーも雨漏り事例はあるようなのですが、これだけ具体的な事例を目にして警戒してしまったところがありました。

上記は雨漏り工事や屋根外壁の修繕等のされている山形の業者さんのサイトです。
見ていただくとわかるのですが、一条工務店で昔建てられたお家が雨漏り発生して修繕工事されてます。
こちらは築年数ある程度経過したお家だと思うので施工不良ではないかと思いますが、これを見て「タイルでも経年劣化で雨漏りはあり得るんだな」と思いました。
現在のように全面タイル外壁の仕様ではないのでまた事情が違うのかもしれませんが、「タイルだからメンテナンスフリー」という言葉を素直に信じてはいけないと思いました。

この業者さんのQ&Aページにも「一条工務店のタイル外壁が築10年でところどころ剥がれが出て、修繕工事を他社でするか悩んでいる」という記載がありました。

タイルという素材の耐久性が高いのは正しいのですが、それが剥がれたり割れたりするリスクはありますし、施工次第で雨漏りもあり得ます。

こうした情報を得て、「メンテナンスは起きるもの」と捉えておいて、コスパ良く性能の良い素材を使えるよりも、施工不良がないように施工技術に安心できる業者さんにお願いしたいと考えるようになりました。

一条工務店は制限が多かった

「一条縛り」「一条ルール」と言う言葉があるように、一条工務店はある程度規格を揃えて工業化することでコスパ良く性能の良い家を提供しているので制限が多いです。
他社キッチンを入れるには注文住宅のicube以上でなければ入れられないし、造作ニッチ1つ作ってもらうにも稟議が必要とのこと。

一条工務店並みの性能で、デザインにもこだわれるお家づくりをしたいと言う気持ちで土屋ホームを選びました。

一条工務店のここが良かったなと思うところ

巡ったどこのハウスメーカーより見積もりがわかりやすかった

正直土屋ホームの見積もりは見づらかったです。フォーマットの整理の仕方の問題もあるでしょうし、一条工務店は工業化していて価格がある程度はっきりしているからと言うのもあったと思います。

アプリがあるのは管理しやすくて素晴らしい

うちは仮契約までしていたのですが、見積もりや資料をアプリで見れるのが良かったです。
メンテナンスの連絡や太陽光管理もアプリでできるようですし、スマホで一通り管理できるのはとても良いと思います。
土屋ホームはメールのやり取りがメインで、見積もりや図面などの資料も紙で渡されることがほとんどだったので後々振り返るのが手間になってました。アプリ開発までは必要ないと思いますが、ラインやslackなど何かチャットツールで連絡が取れて、資料は紙だけでなくデータでくれたらありがたいなと感じました。

やっぱり一条工務店は標準仕様の性能のレベルが違う

外壁タイル、床暖房、トリプルガラスサッシ、太陽光パネル、蓄電池

複数社見積もりしましたがこれらを入れて価格で戦えるところはないのではないかと思います。
私たちは床暖房は不要と考え、蓄電池はなくともキューセルズの発電効率も耐久性も良いパネルを選無ことで納得していましたが、窓のトリプルガラスは羨ましく感じてます。
それに断熱性能についても断熱材の熱抵抗を計算してみましたが一条工務店はやはりダントツでした。

トリプルガラス窓は他社でも採用はできますがやはり高額になりますし、一条工務店はこれが標準装備ですが、他社では「やりすぎ」と判断されてあまり推奨されませんでした。なのでうちはペアガラスです。

断熱性はたりているとしても防音や防犯面でトリプルガラスは安心だよなあと思います。

全ての要望を満たすのは難しい

たくさん住宅の勉強をしていると、採用したい装備やデザインが出てくるかと思いますが、それらを全て希望予算で叶えるのは至難の業ですし、おそらく不可能です。

もし予算があったとしても、メーカーさんごとに得意分野があるので全て叶えるのは難しいんじゃないかなあと思います。

とはいえ現状土屋ホームで建ててかなり満足しています。
一条工務店のようなハイテクさはないかもしれませんが、とても寄り添った人間味のある対応をしてもらったと思っています。

造作ニッチや照明、家事導線など色々と要望多く伝えましたが嫌な顔一つせず「勉強になります」と言って一生懸命要望に応えて頂きましたし、設計や照明計画も快適に過ごせるように最後まで詰めて提案いただきました。

なんとなく、ハウスメーカーだけれど人情ある工務店さんに対応してもらったような感覚です。
(例えが合っているのかわかりませんが)

一条工務店は宣伝するのが上手なメーカーさんなのに対して、土屋ホームは宣伝が不器用だけれど来訪するとたくさん良いところがある職人集団のメーカーさんというイメージです。

土屋ホームは営業所があるエリアも限られますが、ぜひお近くに支店がある方は一度検討してみていただきたいです。

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